【解説】副業、複業、兼業の違いを理解していますか?

【解説】副業、複業、兼業の違いを理解していますか?

昨今、老後2,000万円問題の煽りを受けたこともあって、副業を始めようと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

副業をすることで得られるメリットはたくさんありますが、反対にデメリットや注意点ももちろんあります。

今回は、副業の定義について解説をしていくとともに、副業をする際のポイントについても紹介します。

また、副業とに似たものの中に「複業」「兼業」というものもありますが、実際にどんな違いがあることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

ということで、副業がどういうものなのかということを具体的に解説していきます。

 

この記事を読むとわかること
・副業の定義
・副業、複業、兼業の違い
・副業のメリット
・副業のデメリット

副業の定義とは?

副業という言葉は知っていても、実際にどのようなものなのかきちんと説明できるかというと難しいですよね。

実は明確な定義があるわけではなく、「本職とは別に収入を得ている仕事」のことを指すようです。

副業といっても様々な種類があります。

パートやアルバイトだけではなく、在宅でのビジネスや日雇い労働、内職など様々です。

ただ、副業は誰にでもできるわけではなく、公務員などは基本的に副業を禁止されていることもありますので、注意が必要です。

しかし、公務員の方でなくても、副業を始める場合にはまず、自分の勤めている会社の規則を確認しておくことが大切です。

社則で禁止されているにも関わらず、副業をしていることが分かると、減給や、最悪の場合、解雇なんてこともあるかもしれません。

働き改革などで国全体で副業を推進しているにも関わらず、公務員の副業が禁止されているのは、なんだが納得いきませんね…

副業、複業、兼業の違い

副業という言葉に近いものとして、近年では「複業」や「兼業」という言葉をよく耳にします。

まず「複業」というのは、その名の通り複数の職業についている状態のことを指します。

副業というのは、本業よりも責任などが軽い別の仕事を持っていることを指しますが、「複業」の場合は本業と同等の責任の伴う仕事を複数持っている状態のことです。

副業はアルバイトなどが多いので、すぐに辞めてもさほど咎められることはありませんが、複業の場合はそうもいきません。

正社員に該当するような職業を複数やっているケースなので、あまり該当する方はいないかもしれませんね。

本業と同じ程度の責任が伴うので、簡単に辞めることは難しいものです。

また、兼業というのは本業のほかに事業を営んでいる場合に使う言葉です。

会社に勤めながら自分で事業を経営している場合には、兼業といいます。

サラリーマンをしながら夜はバーを経営しているような感じでしょうか。

 

 

副業に該当する仕事

一口に副業といっても、該当する事業とそうでないものがあります。

副業に当たる事業としては、先ほど紹介したようにアルバイトやパート、在宅ビジネス、日雇いの労働、内職などがあります。ただ、会社で禁止される事業もあるので、気をつけなければなりません。

転売業やアフィリエイト、ハンドメイド作品などについては怪しいところではありますが、本業の利益に支障を与えるものではないので、副業として禁止される可能性は低いです。

ただ、副業に当たらないものもあるので、そちらもチェックしておいてください。

一口に副業といっても、該当する事業とそうでないものがあります。副業に該当するものとは、どのようなものなのでしょうか。

副業に当たる事業としては、先ほど紹介したようにアルバイトやパート、在宅ビジネス、日雇いの労働、内職などがあります。

ただ、会社で禁止される事業もあるので、気をつけなければなりません。

転売業やアフィリエイト、ハンドメイド作品などについては怪しいところではありますが、本業の利益に支障を与えるものではないので、副業として禁止される可能性は低いです。

 

□副業に該当する仕事

・アルバイト・パートなどの非正規雇用
・日雇い労働
・在宅ワーク
・内職
・転売
・アフィリエイト

副業に該当しない仕事

基本的に事業所得や給与収入とされるものが副業に該当することになると思います。また、本業の収入と同等の時間や手間をかけて行っている事業は、厳密には「兼業」という形になるとは思いますが、正直線引が難しいのです。

また、本来無償で行うボランティアでも、交通費や謝礼金などを受け取る有償ボランティアというものもあります。

これらは先に述べた事業所得や給与所得とは異なるので、副業には該当しません。また、投資も給与所得などには該当しないので、副業の枠組みには入りません。

ただし副業でなくても、一年に20万円以上の利益がある場合には確定申告が必要なので、会社に知られる可能性はあります。

 

□副業に該当しない仕事
・有償ボランティア
・投資(株式投資、FX、仮想通貨、不動産投資等)
※株式投資は譲渡所得、FXや仮想通貨は雑所得、不動産投資によるものは不動産所得に該当します。

 

 

副業をするメリット・デメリット

 

メリット

○収入の増加
「副業の目的」として多くの人が挙げているように、仕事を増やすことで収入の増加が見込めます。

○スキルや経験の習得
本業だけでは得られないスキルや経験を習得することで、キャリアアップにつながることが期待されます。

○起業や転職に向けての準備や試行が可能
本業での収入があることで、リスクを抑えながら将来の起業や転職を視野に入れたチャレンジができます。

 

デメリット

○ワークライフバランスを保つのが困難
長時間労働となり、時間や体調の管理がより難しくなることが考えられます。
とある研究所での調査では、「過重労働となり、体調を崩した」と回答した人が13.5%という結果も。

○雇用保険等の適用対象外となる可能性
1週間の所定労働時間が短い業務を複数行う場合は、雇用保険が適用されないことがあります。

体力面や精神面への負担が増える
疲れもストレスも2倍になるので、注意が必要です。

会社にバレる可能性が増える
会社にバレる一番の原因は、自分からみんなに言ってしまうことだそうです。
収入が増えてきてみんなに自慢したくなるのはわかりますが、グッと堪えて秘密にしておくことが一番の予防策になると思います。

副業が会社で禁止される理由とは

現在は、規則で副業を禁止している会社がほとんどです。

許可を取ればOKなところや全面的に従業員の自由としているところもありますが、まだまだ規制されているところが大半なのです。

では、企業はどうして従業員の副業を禁止しているのでしょうか。

本業以外に副業を持つということは、従業員が過剰に働いて体調を崩してしまう可能性があります。そうなると会社にとっても打撃となる場合があるので、その点を懸念しているのでしょう。と言いつつも、そこは建前な気がしています。

また、他の会社で働くことになれば情報をうっかり漏らされる可能性もありますし、複数の会社で働いているということは、労働時間を管理するのが難しくなります。

このような点を踏まえて、止むを得ず副業を禁止する企業が多いのです。

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まとめ

副業は、本業とは別で行う負担の少ない仕事のことです。

副業を行うことで収入面でも安定しますし、スキルアップを図ることができるのでメリットはたくさんあります。

しかし副業を禁止している会社もあるので、きちんと相談しながら行うことが大切です。

紹介したおすすめの副業もぜひ取り入れて、より充実した生活を手に入れましょう。

 

 

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